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消化器内科

口から肛門まで続く、食べ物を消化・吸収する消化管と、そこに消化液を分泌し消化を助ける働きを持つ肝臓、胆のう、膵ぞうなどの臓器を含めて消化器といいます。消化器に異常があると、様々な症状が出現します。

次のような症状がある方は、当院までご相談ください。

 

  • 胃の痛み、胃のもたれ

  • 胸やけ

  • 呑酸(どんさん:胃酸が口の中に逆流すること)、げっぷ、吐き気

  • お腹の張り、腹痛

  • 便秘、下痢

  • のどのつかえ、のどの違和感

  • 食欲の低下、体重減少

  • 黄疸(からだが黄色くなる)

  • 黒い便が出る⇒この症状は胃や十二指腸から出血している証拠です。すぐに受診をしましょう。

  • ​便に血が混じる など

検査・治療施行実績

施行実績(単位:件)
令和5年
令和4年
令和3年
胃カメラ
1917
1709
1426
大腸カメラ
1338
1170
1012

当院は消化器内科を専門としています。

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は身体への負担が少なく行えるとご好評を得ており、

昨年1年間の施行件数は3000件を超えています。

逆流性食道炎

肥満、お酒・タバコといった嗜好品、ストレスや姿勢などの要因で胃液や胆汁が食道に逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす病気で、胸やけ酸っぱい物がこみ上げる感覚を感じます。また、一見関連がないと思われるせきやのどの違和感も逆流性食道炎でよく起こる症状です。このような症状のある方は一度胃カメラをお勧めします。逆流性食道炎は、お薬が比較的効きますが、再発しやすく、お薬以外にも、普段から適度な運動や正しい姿勢、食生活などを心がけることが大切です。

食道がん

​食道にできるがんです。タバコとお酒が大きく関係しています。タバコとお酒が好きな方は、症状がなくても毎年胃カメラを受けましょう。食道がんは早期に見つけることができれば、内視鏡で切除することが可能ですので、早期発見がとても大切です。

急性/慢性胃炎

急性胃炎は、ストレスや暴飲暴食、ピロリ菌などによって胃の粘膜が傷つき、炎症を起こす病気です。症状は様々ですが、胃の痛み、吐き気、嘔吐、膨満感などが主なものです。

慢性胃炎は長く炎症が続くもので、これによる特別な症状はありません。原因のほとんどはピロリ菌です。ピロリ菌は胃がんの最大の原因ですので、早めに除菌治療をしましょう。当院では積極的にピロリ菌の検査と除菌治療を行っています。

胃/十二指腸潰瘍

ピロリ菌や鎮痛剤(痛み止め)などの影響で胃や十二指腸の粘膜がただれた状態です。胃の痛みや黒い便が出るなどの症状があります。放置すると血を吐いたり、胃や十二指腸の壁に穴が開き腹膜炎になり、時に命に関わる怖い病気です。症状がある方は早めに受診しましょう。当院では絶食でお越しいただいた場合、その日に胃カメラをお受けいただけるケースもあります

大腸ポリープ/大腸がん

大腸粘膜にできる小さなできものをポリープと呼びます。ポリープには将来がんになるものと、放置してよいものがあります。大腸カメラで詳細に観察し、がんになる危険性のあるものはすべて内視鏡で切除します。定期的に大腸カメラを受けていれば、大腸がんで命を落とす確率をほぼゼロにできると考えています。ポリープ自体の症状はありませんので、大腸がんが増加する40歳以上の方は定期的な検査をお勧めします。

潰瘍性大腸炎/クローン病

どちらもまだはっきりとした原因はわかっていませんが、ご自身の免疫が自分の腸を攻撃して炎症を起こす病気です。症状は血便や腹痛、下痢、体重減少などがあります。患者さんの数は急増しており、特に若い方がかかりやすい病気です。専門医による正確な診断と治療が必要ですので、症状がある方はぜひ当院までご相談下さい。

過敏性腸症候群

主にストレスから、腸が慢性的な機能異常を起こしている状態で、炎症や潰瘍などを伴わない病気です。下痢や便秘、腹痛、下腹部の張りなどの症状が起こります。 少しずつ病気の原因が解明され、治療の選択肢も広がっていますので、お困りの方はぜひ当院にご相談ください。

胆石/胆のう炎

胆石を持っている人の割合は人種によって異なるようですが、日本だと5-10%の人に胆石があるといわれています。胆石が胆のうや胆管の出口に詰まることで、胆のう炎や胆管炎をおこします。胆のう炎/胆管炎は時に重篤な病状になりますので、注意が必要です。症状は胃(みぞおち)や右のあばらの下に痛みを感じることが多く、胃の病気と勘違いされることもあります。放置すると危険な病気ですので、胃の痛みなどの症状がある方は早めにご相談下さい。

急性/慢性膵炎

膵臓は胃の裏にある臓器で、消化液や血糖値を下げるインスリンを出す臓器です。そのため糖尿病との関係が深く、急に糖尿病が悪化した場合には、まず膵臓の検査をするのが鉄則です。急性膵炎はアルコールの飲みすぎや脂っこいものの摂り過ぎ、胆石が原因で発症します。慢性膵炎の多くはアルコールの長期大量摂取が原因です。また、慢性膵炎の方は、膵臓がんが発生するリスクが高くなります。膵臓の病気の診断は難しく、見逃されることも多いため、ぜひ膵疾患診療の経験豊富な当院にお任せください。当院ではCTや精密なエコー検査で慢性膵炎や膵臓がんの早期発見に努めています。

膵臓がん

膵臓がんは皆さんご存知の通り、とても怖い病気です。膵臓がんは一般的に見つけにくく、進行した状態で見つかることが多いため、生存率が低くなってしまいます。他のがんと比較して見つけにくいことは事実ですが、我々専門家はエコーやCTで膵臓のちょっとした変化を見つけて膵臓がんを早期発見するためのトレーニングを積んでいます。膵臓は経験豊富な専門家の下でしっかりと検査を受けることが重要です。当院では膵臓にターゲットを絞った精密なエコー検査を実施しています。ご家族に膵臓がんの方がいる人、お酒をよく飲む人、糖尿病の人、膵臓に水の袋(のう胞)を指摘された人など膵臓がんのリスクの高い方はぜひ当院にご相談下さい。

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