〒491-0001 愛知県一宮市瀬部小山6-1

​TEL 0586-51-8080  FAX 0586-51-8081

内視鏡検査、皮膚科手術などの予約診療、往診を行っていますが、急な体調変化などの緊急時には状況に応じてご対応申し上げますのでご連絡下さい。

皮膚科

当院では、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い方の皮膚トラブルを診療いたします。ちょっとしたかぶれやニキビ、アトピー性皮膚炎やほくろの心配など、何でもお気軽にご相談ください。

 

大人では、湿疹、かぶれ、ニキビ、水虫などはもちろんのこと、巻き爪、おでき(粉瘤)、けがに対する治療も行っていますので、お気軽にご相談下さい。

子どもでは、乳児湿疹、おむつかぶれアトピー性皮膚炎、ニキビなど、何でもご相談ください。子どもの肌はとてもデリケートです。皮膚トラブルが起こりやすい上に、かゆみを我慢できず掻きむしってしまい、病気を悪化させることがよくあります。子どもの皮膚の病気は、ひどくなる前に対応することが大切です。また、子どもの皮膚は日常的なスキンケアも大切です。軟膏の塗り方や保湿剤の使い方、そのほかスキンケアの方法についてご不明なことがありましたら遠慮なくお尋ねください。


日常でよくある皮膚の病気についてまとめましたので、ご参考になれば幸いです。

よくある皮膚の病気

 

​かぶれ​(接触性皮膚炎)

皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹を接触性皮膚炎と言います。原因となるものは、化粧品、毛染め料、アクセサリーの金属、ゴム手袋、植物、果物、湿布など、身のまわりにあるあらゆるものが原因になります。多くは、原因となる物質との接触を避けることにより改善します。写真はゴム手袋によるかぶれです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、長く続く慢性の湿疹と皮膚の乾燥が特徴的な皮膚疾患です。小児で発症することが多く、喘息のほか、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎のある家系に出やすい傾向があります。

①乳児のアトピー性皮膚炎
生後数ヶ月から湿疹がみられますが、湿疹は頭部、顔面から始まり、次第に体や手足に下降してきます。時に脂漏性皮膚炎との鑑別が難しいことがあります。かゆみが強く、顔面を母親の胸にこすりつけるなどの様子が見られれば、アトピー性皮膚炎の可能性が高くなります。


②小児のアトピー性皮膚炎
最も多いタイプのアトピー性皮膚炎です

小児はだいたい2歳頃から全身に粉をふいたような乾燥が始まります。厳密に乾燥肌とアトピー性皮膚炎を区別できないことも多々ありますが、「常に掻きむしる、独特のザラザラした乾燥肌で、塗り薬を中断するとすぐに再発する」事が特徴で、多くは特有の顔貌になります。アトピー性皮膚炎は目で見て診断する病気ですので、最終的には医師が見て判断します。

治療は、日本皮膚科学会のガイドラインに基づいて保湿剤や炎症を抑える軟膏を中心に、抗アレルギー剤の内服療法などを行います。日々のスキンケアが重要な疾患で、定期的な通院が必要となります。

蕁麻疹(じんましん)

かゆみの強い、蚊に刺されたような盛り上がった発疹が数時間~24時間以内にできては消えていく皮膚疾患をじんましんと言います。食べ物や薬、細菌やウイルスの感染などをきっかけに出ることが多いのですが、慢性じんましんでは原因が特定できないことが少なくありません。検査としては血液検査で原因となる物質を調べたりします。治療は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などを使用します。写真はコリン性蕁麻疹と呼ばれるもので、入浴や運動など、体が温まった時、あるいは精神的緊張により汗が出る時に現れる蕁麻疹です。一つ一つの皮疹の膨らみ(膨疹)が1~4mm程度と小さいことが特徴です。

にきび(尋常性ざ瘡)

ニキビは、皮脂などが毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になることから始まります。そして詰まった毛穴の中でバイ菌が炎症を起こしニキビとなります。思春期に多く、成長期のホルモンバランスの急激な変化が原因で発症します。治療は外用薬、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)などの中から選択します。ニキビを放置してしまうとニキビ痕や色素沈着となってしまいますのでお早めの受診をお勧めします。

水虫(白癬)

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの感染により発症する疾患です。足の指の間がジュクジュクしたり、爪が白く分厚くなったります。水虫かどうかの診断は皮膚の表面または爪の一部を採取し顕微鏡で白癬菌を確認することが必要です。水虫の薬はたくさん市販されていますが、そもそも水虫でなかったりすることもしばしば経験しますので、病院でしっかりと診断し、適切な治療を受けることが大切です。

巻き爪(陥入爪)

爪が周囲の皮膚にくい込んで生じる炎症です。長期間続くと出血しやすい肉芽(にくげ)組織が生じます。この肉芽組織からの汁で周囲の皮膚がただれ、さらに爪も柔らかくなるためさらに変形が起こり、くい込むという悪循環が生じます。軽症の場合は、ご自宅でもできるテーピング法で改善します。完全に爪が食い込んでいる場合は、外来で抜爪術(爪の根元を含めて爪を切る手術)やワイヤー矯正術を行っていますので、お気軽にご相談ください。

やけど(熱傷)

やけどの応急手当としてはすぐに冷やすことが最も大切です。冷やすことでやけどの進行を止め、痛みも抑えることができます。創部を冷やしながら出来るだけ早く皮膚科医の診察を受けることが、早くやけどを治して傷跡を最小限にすることにつながります。


やけどはその深さによってI度熱傷からIII度熱傷に分類されます。

I度熱傷は表皮熱傷(皮膚の表面だけのやけど)ともよばれ、やけどをした部位に赤みがある状態のやけどを言います。このやけどは傷跡をのこすことはなく、炎症を抑える作用のある軟膏が有効です。

II度熱傷は水疱ができるやけどですが大きく2つに分類され、II度熱傷のうち浅いものを浅達性II度熱傷(SDB)と言い、瘢痕を残さないことが多いです。それよりも深い深達性II度熱傷(DDB)の場合には、適切な治療を受けても治るのに時間がかかり、瘢痕やひきつれを残すことが多いです。

皮膚の厚さ全てが熱による傷害を受けるIII度熱傷は非常に重傷ですので基本的に入院して植皮術などの外科的治療が必要になります。
医師の治療を受けなかったり、細菌感染がおきたり、糖尿病などの基礎疾患があると浅いやけどでも治るまでに時間がかかったり、傷跡を残すことがありますので、早期に皮膚科医の治療を受けることが大切です。 

当院ではやけどの程度を見極め、より深いやけどの場合は、専門医療機関に紹介させていただきます。

ヘルペス(単純疱疹)

単純ヘルペスウイルスの感染が原因です。主に顔に皮疹ができるタイプと外陰部などの下半身に皮疹ができるタイプの2種類があります。子どもが初めてこのウイルスに感染すると、ひどい口内炎や高熱が出ることもあります。治療は、抗ウイルス剤の内服と塗り薬で行います。発疹の出る前にチクチクする感じなどの前ぶれがでた時に内服を始めると治りが早まりますので、早めにご相談下さい。しかし、単純ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏するため、疲労、ストレス、風邪などによって免疫力が下がると再発を繰り返すことがあります。

おびくさ(帯状疱疹)

体の中に住み着いている、みずぼうそう(水痘)の原因となるウイルスが、病気やストレスなどが原因で免疫力が低下したときに、再び暴れだすことによって発症します。神経の中に住み着いていますので、神経支配にそって痛みを伴った細かい水ぶくれができます。治療開始が遅くなるほど、帯状疱疹後疼痛という神経痛が残ってしまうことがありますので、早期に受診して抗ウイルス薬内服や点滴治療を開始することが大切です。

おでき(粉瘤)

粉瘤は毛穴の奥にできた袋の中に老廃物や皮脂が溜まってしこりになったもので、背中や顔によくできます。中央部にはへそのような黒い点状のへこみがあります。皮膚を切開し、粉瘤を切除し、念のため細胞の検査に提出し、他の腫瘍ではないことを確認します。粉瘤は時に細菌感染を起こし急に赤く腫れて痛みが出ることがあります。感染が強いときには、一旦切開して感染症を落ち着かせる必要があり、感染が落ち着いた後切除しますが、一般的に傷も大きめになってしまうことが多いので、そうなる前に切除することをお勧めします。当院では外来にて粉瘤切除も行っていますので、お気軽にご相談下さい。

​乾癬

境界のはっきりした赤い発疹で、銀白色の鱗屑(カサカサした厚いカサブタ状のもの)が付着しています。かゆみが伴うこともあります。発疹は主に慢性的かつ機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿などにできます。皮膚以外にも、爪の変形や関節炎を伴うこともあります。はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、体質的な要素(遺伝的素因)に気候、ストレス、風邪、喫煙、飲酒、食生活などの外的因子と糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満などの内的因子が加わって発病すると考えられています。

いぼ(尋常性疣贅)

イボは、ヒトパピローマウイルスの感染により生じます。治療は、液体窒素療法で行います。イボは治りにくく、複数回の治療が必要となることがありますので、根気よく治療を続け、一緒に完治を目指しましょう。イボもミズイボも子供に多い皮膚病で、どちらもウイルス感染でできる点は似ていますが、原因となるウイルスが違います。イボは表面のがさついた硬い丘疹のことが多いですから、よく見ると、見た目も随分違いますね。水いぼの写真と見比べてみてください。
 イボが手のひらや足の裏を含む手足にできることが多いのに対し、ミズイボが身体にできることが多い点も違います。

水いぼ(伝染性軟属腫)

ミズイボは、伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚感染症です。幼少児によく見られ、特に乾燥肌やアトピー性皮膚炎のある患者さんに多く見られます。

ミズイボは、表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmから5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹と言います)で、てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。

ミズイボのウイルスは毛に感染すると考えられていて、毛の無い手のひら・足の裏にミズイボができることはほとんどありません。

プールなどで皮膚どうしの接触やビート板の共有などが原因で感染します。水いぼの治療に関しては、取るか取らないか専門家でも意見が分かれるところです。皮膚の免疫力が高くなると自然に治ってしまうというのが一般的な見解ですが、治るのを待っている間に掻き壊してしまったりして急に増えてしまう場合もあります。お子さまそれぞれの状況に応じて、またご家族のご希望をお聞きして治療方針を決めるようにしています。

ほくろ

皮ふ科に来院される腫瘍では間違いなく一番多いと思いますが、厳密には腫瘍ではなく一種の組織の奇形です。胎生期に神経にも色を作る細胞にもなりきれなかった細胞が母斑になるといわれています。多くの母斑は良性ですので問題ありませんが、ごくわずかに悪性の母斑があり「悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)」と呼ばれます。 母斑の治療ではまずこの悪性黒色腫を見逃さないことから始めます。ダーモスコピーという検査器具で約90%は母斑と悪性黒色腫を診断することができます。しかし、実際には切除してみなければ良性と断言できないことも多く、そのときは手術を勧めます。また、生まれながらに存在する母斑はまれに悪性黒色腫に変化することがあるため、足の裏など悪性黒色腫の生じやすい部位では切除を勧めることがあります。

ページ先頭

おむつかぶれ

尿や便に含まれるアンモニアや酵素などに皮膚が刺激され、おむつの当たるところに赤いブツブツやただれが生じます。おむつ替えの際には、ぬるま湯でおしりをよく洗い、保湿剤などでスキンケアをします。症状がひどいような場合にはステロイド外用剤を使用することもあります。皮膚のしわの間にできている場合には、カンジダというカビが感染している可能性もあり、治療法が異なりますので早めの受診をおすすめします。

​うおのめ(鶏眼)/たこ(胼胝)

足の裏や手の指などの荷重部の角質が部分的に厚くなった状態で、あたると痛みを伴うものを「うおのめ」、痛みを伴わないものを「たこ」といいます。
繰り返して圧迫や摩擦などが加わることによって起こります。
糖尿病の患者さんは、うおのめやたこによって皮膚が傷つき化膿して壊疽に至ることもありますので日ごろから予防的にフットケアを続けて行くことが大切です。
当院では、硬くなった部分を削る処置を行ったり、角質をやわらかくする貼り薬や塗り薬を使って治療を行っています。 

​写真は足の裏にできたうおのめ(鶏眼)です。中心部の固い芯が特徴です。

乳児脂漏性湿疹

生後2~3ヶ月ぐらいまでの乳児は、ホルモンの影響もあって皮脂が過剰に分泌されます。この皮脂が過剰に分泌されることによって起こる皮膚トラブルが、脂漏性湿疹です。おでこや頭部、耳の周辺など、皮脂線の多い場所にできやすく、湿疹はカサカサしたものから、ジクジクしたもの、黄色のかさぶたが付着するものまで、様々です。乳児脂漏性湿疹は乳児期によく見られる一過性の変化なので、正しくケアすれば、それだけで改善することもあります。しかし、赤みやジクジクがひどい場合は、治療が必要になってきます。治療は主に炎症を抑える外用剤です。良い皮膚の状態を保つために正しいスキンケアもお伝えするようにしています。

あせも(汗疹)

汗をたくさんかいた後に、皮膚に細かい水ぶくれやブツブツが現れる皮膚疾患のことです。汗をかきやすい夏に多く、多くのお子さまに見られるとトラブルです。原因は、たくさん汗をかき、汗管(汗を出す管)が詰まるために、汗が皮膚の外に出られなくなり、皮膚内の組織に漏れ出ます。すると水ぶくれができたり、炎症を起こしてかゆくなったり、赤くてかゆいブツブツができたりするのです。治療は症状に応じてステロイド外用剤を使用します。あせもを繰り返さないためには、汗が出たらシャワーで流したり、エアコンを上手に使うことも大切です。

はしか(麻疹)

乳児後半から幼児にかけて発症するウイルス感染症です。特に2歳以下の患児が約半数を占め、そのほとんどが予防接種を受けていない子どもです。春から夏にかけての感染が多く、数年間隔で流行がみられ。麻疹ウイルスは感染力が強く、咳やくしゃみによって飛沫感染します。潜伏期を経て、発熱や咳、鼻水など、風邪のような症状が起こります。少し熱が下がった後、口の中に白い斑点がみられます。そして再び高熱が出て、全身に小さな赤い斑状の発疹が出現します。小さな赤い班は融合拡大して、網の目状になります。なお、大人が麻疹に罹ると、症状は子どもと同様ですが、重症化しやすいので注意が必要です。治療は、麻疹ウイルスに対抗する薬はありませんので、症状に応じた対症療法が中心となります。

​水ぼうそう(水痘)

水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の初感染が水痘で、再活性化が帯状疱疹です。空気感染ないし飛沫感染ですが、皮膚の水疱・膿疱にウイルスが存在するため、接触感染もあります。上気道から感染し、ウイルス血症で皮膚へ到達し、細胞内で増殖しつつ細胞を侵襲するため、水疱が形成されます。次々に丘疹、水疱、膿疱、乾燥、痂疲化の過程をたどり、水疱は5~10日で乾燥・痂皮化します。痂皮になるとウイルスは消失して感染源にはなりません。VZVにはアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬があります。適切な時期、使用量などに配慮して用います。
 近年小児の帯状疱疹もまれながら診ることがあります。2014年10月から水痘の予防接種が定期接種A類疾病になりました。決められた時期に摂取しておきましょう。

​とびひ(伝染性膿痂疹)

ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などの細菌による皮膚の感染症です。虫刺されやかぶれをかきむしることで発症し、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がることから、“とびひ”と呼ばれます。とびひには2種類ありますが、多くは水疱性膿痂疹というタイプで、水膨れとただれが主体です。塗り薬で治療しますが、ひどい場合は飲み薬を使うこともあります。広がらないうちに早めに見せてくださいね。

花粉皮膚炎

花粉が皮膚に接触することにより起きる皮膚炎です。花粉に触れる場所にできるのが特徴で、顔や首に湿疹が出ます。注意しなければならないのは、いわゆる鼻水、目のかゆみなどの花粉症症状がない方でも、皮膚だけ症状が出ることがあります。花粉の接触を避けるため、帰宅後は水で顔を洗ったり、化粧をして皮膚に花粉が直接触れないようにすることが重要です。治療は塗り薬やアレルギーを抑える薬を飲みます。​花粉症の時期に顔がかゆくてお悩みの方は、当院にご相談ください。