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一宮市・江南市の内科・小児科クリニック
地域の皆さまにいつでも安心してご利用いただけるように、土曜日も含めて毎日夜8時まで診療しております。お体の不安やお悩みなど、当院までお気軽にご相談ください。
また、当院では内科・小児科・皮膚科の一般診療に加え、内視鏡専門医による苦痛の少ない胃・大腸カメラを行っております。内視鏡に関することはぜひ当院までご相談下さい。
★13時から16時までは内視鏡検査、皮膚科手術などの予約診療、往診を行っていますが、急な体調変化などの緊急時には状況に応じてご対応申し上げますのでご連絡下さい。
生活習慣病 高血圧
血圧とは
血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。健康な人の血圧は、収縮期血圧(心臓が縮んで血液を送り出したときの血圧。最大血圧)が140mmHg未満、拡張期血圧(心臓が拡張したときの血圧。最小血圧)が90mmHg未満です。このいずれかが上回っている状態が、高血圧です。
高血圧の症状について
すごく高い血圧の場合、ほてりや頭痛などの症状を感じることがありますが、一般的に高血圧には特徴的な症状は現れません。症状が現れないのにもかかわらず、からだの中では気付かないうちに、高血圧の悪影響がじわりじわりと広がっていきます。だから怖い病気なのです。血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっているということですから、それを治療せずにいると、血管が傷めつけられてその老化現象が早く進んでしまうのです。血管は全身に張り巡らされていて、血管のない部分というのはありません。ですから高血圧の影響は全身に及びます。
高血圧の合併症
血管がたくさんある所ほどその影響を受けやすく、具体的には、脳や腎臓、目の網膜などです。そこに、血液を送り出す際に負担がかかる心臓も、高血圧の合併症が現れやすい臓器です。それぞれ、脳梗塞、腎不全、眼底出血、心不全などを引き起こします。そうならないよう、高血圧と言われたら、血圧が高くならないように、いつも気をつけておく必要があります。
高血圧の治療
みなさんご存知だと思いますが、塩分をとり過ぎると血圧が高くなります。
過剰に摂取した塩分が血管に入ると、血管の中に水分を引き付け、血液の量が増えます。血液の量が多ければ多いほど、血管の壁には強い力がかかってしまう、つまり、血圧が高くなってしまいます。
また、塩分の摂り過ぎは、血管を締め付けるホルモンに反応しやすくさせるため、血圧を高くします。ですから、高血圧の予防・治療には、減塩が第一です。
また、太り気味の場合は減量が大切です。肥満、とくに内臓脂肪型肥満では腹腔内の脂肪組織から血圧を上げる成分がたくんさん分泌されてきます。ですから体重を適正にすると、血圧も正常に近付いてきます。そのうえ、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの改善効果も得られます。これらの病気はすべて血管の障害を促す原因ですから、減量の効果は血圧低下だけにとどまらず、とても効率の良い治療法だと言えます。
減塩や減量と同時に、適度な運動をする習慣を身に付けることもお勧めします。からだを動かすことは、体重管理のうえでも必要ですが、それとともに血行を良くして血圧を下げる効果があります。ただし、血圧がかなり高い場合は、運動中に血圧が高くなり過ぎる可能性もあるので、無理は禁物です。
このほか、禁煙を心掛け、アルコールの飲み過ぎに注意しましょう。
上記の生活習慣の改善を行っても血圧が下がらない場合は、お薬を使った治療を行います。
治療の目標
高血圧の一般的な治療目標は、収縮期血圧/拡張期血圧の順に、140/90mmHgです。ただし、75歳以上の方では150/90mmHg未満と、やや緩和します。反対に、糖尿病がある場合や、慢性腎臓病で蛋白尿が出ている場合は130/80mmHg未満と、厳格に治療することが勧められています。なお、これらの数値は医療機関で測定した値の目標値です。家庭内で測定した血圧値は、通常、医療機関での測定値より5mmHgほど低くなるので、上記の数値から5を引いた値を目標値とします。
最後に
患者さんに第一にお勧めしたいのはご家庭での血圧測定です。診察室で測る血圧のみでは患者さんの血圧の全体像が十分把握できません。たとえば、来院すると緊張して血圧が上がる、あるいは朝に服薬したため来院時には血圧が下がってしまうという方もいらっしゃいます。ご家庭で血圧の測定時間を決め、毎日測定する値は、その方本来の血圧値を反映していますので、是非ご家庭で測定した結果を血圧手帳に記録して診察時にお持ちください。測定方法は指や手首で測定するタイプは個人差が出やすいので、上腕で測定するタイプのものをお勧めします。
測定は朝と就寝前の2回が基本ですが、朝1回でもかまいません。長く続けることが何より大切ですので、出来る範囲で無理なく続けて欲しいと思います。
ご家庭での血圧値は、その後の診療に有益な情報が得られるほか、患者さんが積極的に自分自身の治療に参加できる良い機会となりますので、ぜひ活用していただきたいと考えています。
将来合併症を起こさないためにも、日頃から生活習慣の改善と血圧管理を始めましょう。